例の話その2

2004年10月11日 連載
人が、最初にカードゲームを始めるとき、その人は何にひかれるのだろうか?

人によってすごく意見が分かれる質問だけど、一番惹かれるのはやはりイメージだと思う。ルールはともかく、元ネタが分かるならばカードゲームにも自然に移行しやすい。

好きこそものの・・・とはカードゲームにも大きく当てはまる。

コナミやバンダイがあんなに執拗にアニメをカードゲーム化しようとするのもやはりこの点が一番強いからであるだろう。ここからあとはルールがしっかりしているかとかゲームとしてなりたつのかとか細かい点が加わってくるが、まず原作さえしっかりしていればそのアニメに興味を持った人間がカードゲームに興味を示すのも容易に想像できる。ゲームとして売れなくても、トレカとして集める人もいる。

GW、ガッシュ、NARUTO、遊戯王、DM・・・これらは今TVや雑誌でも人気で、ゲームにも容易にコラボレイトできるものだ。で、私はこのコラボレイションこそがカードゲームの人気を支え、新規ユーザーを獲得する秘密であると思う。

例えば遊戯王とDMは簡単だ。あれ自体がカードゲームのアニメであるので、製品もプレイヤーが使うカードに合わせているからその相乗効果は期待できる。遊戯君や勝負君が使ったカードが現実世界で手に入るなら熱はさらに高まろうというものだろう。

ではGW、ガッシュ、NARUTOはどうか?これらのゲームはヴィジュアルのコラボレイションで製品の質を高めている。GWは世代を超えて様々なシーンやパイロットやMSをカード化しているし、ガッシュやNARUTOはアニメを先取りして強力なカードを次々と生み出すことによって新規ユーザーの興味を引く。また、アニメの先の展開がカード化されるわけだから、アニメの視聴率も上がる。そうするとカードゲームのCMが自然と情報として流れ込んでくる。これまた熱を上げることとなるメビウスの輪が完成されるのである。

イメージに一番最初に惹かれるとしたら、次はゲームのルールを理解するステップになる。まず原作を体感できるようなゲームであるか?遊びやすいゲームであるか?おもしろいゲームであるか?これらをまずは初心者、あるいは友達と一緒にはじめてみて試してみる。特に友達がいれば容易に足を踏み込めるだろう。2人で遊んでいればすぐに覚えられるし、3人以上いればそうそう熱も冷めることなく浸透するし切磋琢磨してより多くの情報を求めようとする。遊戯王とDMはまんまカードゲームだからルールを覚えるのも早いだろうし、構築済みデッキもお馴染みのキャラのデッキなのでこれらを使ってすぐに遊べるからその点では新規ユーザーを獲得しやすい。なにより原作がわかっているからイメージもそのままで遊べる。

では、ここで本題ノ1。禁止カードがあったり、昔のカードがつかえないからって新規ユーザーが離れる要因になるだろうか?また、アニメの原作で使われたカードが禁止であったり制限カードであるからといって新規プレイヤーが入らないという理由になるだろうか?答えはNOだと言いたい。なぜなら原作はきっかけにすぎないからである。

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