例の話その3

2004年10月26日 連載
気がつけば、その2から2週間以上経っていた・・・(汗

最近忙しくて余裕がないのです、ってことで前回の話は禁止カードがあるからって新規ユーザーが離れていくのか?ってとこまで。

遊戯王に話をしぼれば、基本的にマンガで見るカードがきっかけとなって、その後製品のカードを知ることになる人間が大半だ。

特に遊戯王デュエルモンスターズがスタートした当初ではマンガに出てくるカードが中心になって製品版が出された。

その結果サンダーボルト、ミラーフォースのような圧倒的に強力すぎる一発逆転カードが次々と生み出された。

禁止・制限カードというのはそもそも日本一を決めるなどの大きな大会、もしくは中規模な大会レベルにおいてゲームに偏りがないように作るものだ。これらが野放し状態になると皆が同じデッキ(と、そのメタデッキ)になり、もともとカードゲームのコンセプトである独自のデッキ構築という概念は失われ、完全な運ゲーになってしまうのである。

で、遊戯王はしばらくはこの運ゲー状況が過去に続いたのである。デッキの半分は実に制限カードというゲームとして。

そんな状況を打破するために禁止カードというのが当然設けられる。昔のカードは強力すぎた、と。

もちろんスタンダードという枠がないカードゲームは、昔以上に強力なカードが作られる可能性だってある。それらが永久に使える以上は、また禁止になったり制限になったりすることだって当然ある。それは大人の事情、巨額の金を使う以上は商品の価値を高めるためにデザイナーがとりあえず強いカードを作ってしまう、って事情に引っ張られたために起こりえることだが、それはまたルーリングスタッフの手によって大会レベルでは調整されていき、なんとかバランスを保とうとする。(でもバランスが完全には取れてないのが現状だけど)

ただ、あくまでこれは公認大会レベルでの話だ。つまりゲームではなく競技として考えたときの話なのだ。何度もいうが、カジュアルプレイヤー=トーナメントプレイヤーではない。公認大会では禁止カードとなっているカードも、カジュアルプレイでは基本ルールにのみ乗っ取られたカードで、デッキに入る枚数まで使えるカードなのだ。カジュアルプレイヤーは競技としてのルールに縛られない。むしろ時には自分達でルールを作り出す。つまりカジュアルプレイで禁止カードだらけの遊戯君のデッキや海馬君のデッキを使うことは当たり前のように可能なのである。つまり禁止カードや制限カードがあるから、マンガで使われたカードが禁止カードになったら、即ユーザーが離れていく、終わりだ、などとということは絶対にない。

彼は、ゲーム=競技でカジュアルプレイヤー=トーナメントプレイヤーと考えているが故にあーいう捻じ曲がった発想しかできないのだと思う。

そんでGWのようにエラッタが入ればそのカード自体は使えるのだから、そのあり方が一番正しいし、新規ユーザーも離れない・・・うんぬんとか言い出すのだろう。

・・・GW初心者の人間がパーフェクトジオング(ギレン篇)のテキストを初めて見て「最強じゃん、これ!3枚買いだ!」と思って高い金出して、すごくいい気分で買った後、「実はエラッタが出てて、この能力はGを6つ置いたら初めて使えるんだ」って知ったら・・・別にこれに限らずあらゆるエラッタの出てるカードに関してそういうことがあったら、その初心者はGWに対するやる気が失しなったり、不信感を抱くってなんでわかんないかな?エラッタは競技としてのルールじゃなくて、製品としてのルールだから初心者もまずこれを全て把握しなければならない=初心者が入りづらい、デッキを組みづらいってなんでわかんないかな?

まあ彼はGWプレイヤーだから、『エラッタは初心者は覚えて当たり前。BBのカードを使えば過去のカードのエラッタなんてあんまり関係ないよ』とか思っていらっしゃるのでしょうけど、それって禁止カードをすべて把握するよりはるかに難しいから。

あと、しばらく彼の日記見ないうちに突っ込みどこ満載になってたんで、次はこれを。

休みの日でもないとこういう長文は書けないね。

というか彼のお店の構造がどうなってるのかすごい気になるw

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