いよう!俺は今かなり気分が悪いぜ!

今俺はガキのお使い、それも相当めんどくさいお使いだ。それをさせられている。

始まりは「タルミッタに行って娘が戻ってきません」という張り紙を北エスタミルで見たことだった。

タルミッタへ行った俺は、そこで水竜の祭りが復活するといううわさを聞いた。

その祭りは、イケニエを必要とする祭りで、そのイケニエにはなんと若い娘をささげるという。

もしこの祭りが原因なら、娘が帰ってこない理由はこの祭りのイケニエにされちまってるってことじゃねーか。

トゥマンという神官でありタルミッタの太守である男がこの祭りを復活させたと街の人間は言う。

しかしトゥマンの屋敷に近づくことは不可能だ。

夜なら忍び込めるか?そう考えた俺は宿で夜になるのを待った。

・・・しかし、相変わらず兵士は門を警備してやがる。当たり前か、世の中はうまくいかねえ。

が、偶然にも俺は、潮が引いてなにやら怪しい地下へと続く階段を発見した。階段はまっすぐトゥマンの屋敷へ続いているやっぱ世の中うまくできてるらしいぜw

階段を降りると、怪しい兵がうろうろしている通路にでた。しかし、なぜか入り口においてあった地図のおかげで構造はばっちりよ!

こうして通路と階段を登り、トゥマンのヤロウと対面した。ヤロウ、娘はどこだ!

が、その気合は大きく空ぶった。なんと自分から影武者だと名乗りやがったのだ。クソッ、勘のいいやつめ。

しかたないからモンスター化した影武者を相手に暴れさせてもらったぜ。ったく、時間がねえ!

マラル湖に神殿があることをつきとめた俺は、泊めてあった船を奪い、水竜の神殿へ急いだ。後ろから湖に突き落とした奴らには気の毒だがそんなことはどうでもいい。

とにかく一刻も早く祭りを止めなければ!という気持ちだけだった。

階段をくだり、たどり着いた先ではすでに祭りが始まっていた。

本物のトゥマンが水竜から何かをもらい、娘を差し出したところで間一髪間に合った。

奴の護衛をなぎ払い、魔力が強化された奴をぎりぎりで倒す。タイムディシーバーは相当危険な術だった・・・。

とにかく、これでカタがついたはずだ。俺は水竜に、娘を返すよう要求した。

しかし水竜は言った。「この娘は私にすでにささげられている。返してほしければあまぐもの腕輪を持って来い」と・・・。

つまりそういうことだ。水竜のお使いでグレートピットというベイル高原の奥地に行かされてるんだ。

ああ、本気でしんどいぜ・・・。

しかししんどいことは重なるもんだな。南エスタミルで休憩のつもりで立ち寄った宿屋でアサシンに襲われちまった。

そいつは暗示でもかけられていたのだろうか?「痛いよ死にたく無いよ・・・タルミッタの西に・・・」といい残して息をひきとった。街と盗賊の話では、そいつらはアサシンギルドが復活したものだと言う。

そんなことはどうでもいい・・・わけがねえ。人を暗示で操り、自分らは手を汚さず、すべてを恐怖で支配する。まるでブッチャー並みの悪党だ。お使いよりも先にこいつらをぶっつぶす必要がありそうだな・・・。

エスタミルの盗賊は手を組んでくれ、と依頼しやがったがおことわりだ。盗賊も結局やることはかわらねえ。それは昔からよくわかってることだ。少なくともなんの面識もねえ盗賊など信用がねえ。

すぐさま俺はタルミッタの西へ戻り、そしてアサシンギルドを発見した。

光をたどることが、このギルドの秘密の通路ってわけだな・・・仕掛けが分かれば後は突き進むのみだぜ。

・・・どうやらギルドの中心についたようだが・・・しかしなんだこの空間は?暗殺ギルドに花畑たあ悪趣味だな。

「これが私たちが作ろうとしている世界。あなたも仲間にならない?」

どこからあらわれたのか、女が5人、そのリーダーらしき女が俺にそう話しかけてきやがった。

そいつの言葉に、俺はキレた。

なに言ったかよくわかんねーが、とにかくその女をぶっつぶそうと曲刀を片手に襲い掛かった。仲間もその気持ちは同じだ。

その刹那、奴らは女の体をみるみるモンスターに変貌させていく。なるほど、アサシンギルドはモンスターの巣窟だったのかい。

モンスターなら皆殺しにするまでよ!

アサシンギルドを壊滅させた俺の前に一人の男が立っていた。

「かりそめのアサシンギルドではこの程度か・・・」

その男は冷たい声で一言そういうと、その場を離れようとした。

なに?つまりこいつが黒幕か?てめえ、ここであったが運の尽きだな、覚悟しやがれ!!

しかし、次の瞬間、俺たちの体は地面に叩きつけられていた。奴の魔力は相当なものだったのだ。奴は「生かしておいてやるだけでもありがたく思え」と捨て台詞を残し、消えた・・・クソッ、ふざけんな・・・

近いうちに再び奴に会いそうな予感がする。次に会ったら、必ずそのツラをボコってやるから覚悟しやがれ・・・!

続く

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