2代目赤王様の初防衛戦に挑むのは、第一回KKC3位入賞者の高尾。

仲間たちの絆が入って2日しか経っていない(おそらく26日には発売されていたため3日だが)環境で、どのプレイヤーも完全な研究が進んでいない中、果たして赤王様はどのようなデッキを選択したのか?我ら平民の好奇の目が集中する中、ゲームは始まる。時間無制限1本勝負。それはまさに赤王を決めるにふさわしい決着方法である。

先攻は赤王様。ターンアドバンテージが大きい赤王決定戦で、先攻を取ることは非常に大きい。その意味が分かっている高尾はガクリとうなだれる。さすがは赤王様だ。

赤王様は竜巻王を、高尾はボマーメイデンを第一ターンにエネルギーにセット。お互いに1ターン目プランがない環境も実に久しぶりである。もちろん、赤王を決める戦いにそんなカードはどこにもいらない。

ファーストアクションは高尾。2ターン目の高尾のターンに、ウンバウンバをノーマルタイミングで中央プレイ。

3ターン目、赤王様はプランを作成、出てきたブロンズキッドドラゴンを自軍左ラインにプレイした。

返しの高尾のターン、高尾もプランを作成すると出てきたのは歴戦の城砦。これは張らずに、そのまま3エネ残してターンエンド。この3エネ、おそらくはドラゴンブレス用か。

しかし4ターン目、赤王様はプランから必殺のメガトンパンチをウンバに打ち込む。これには「さすがは赤王様」と、我ら平民も感嘆。返しで出るユニットはなく、高尾はターンアドバンテージを失った形に。

高尾のターン。プランを作成するとライトニングスナイパーが現れる。それを自軍左ラインへ召喚してエンド。

5ターン目、ここで赤王様は少しだけ悩まれてから、ブロンズキッドドラゴンを5歩移動させる。赤王様から見て右右前前と移動してライトニングスナイパーを破壊し、後ろに戻ったという動きだ。スマッシュはない。

返る高尾のターンで、高尾はプランから出てきたイメラッをブロンズキッドへぶつけ、盤面は平穏を取り戻す。

注目の6ターン目、赤王様はプランから出てきたライトニングスナイパーを中央ラインへ召喚。さらにプランからブロンズキッドドラゴンを引き当て、これを自軍左ラインへ。赤王様の完璧なプランに、我々平民もただただ感嘆するだけである。

一方の高尾は、プランを作成して出てきたシルバーワイズドラゴンを自軍左ラインへ置いてターンエンド。

7ターン目、赤王様はトレードマークのメガトンパンチをエネルギーに置かれた。プランを作成して出てきたボマーメイデンを空いている自軍右ラインに置いてターンエンド。

高尾はセットするエネルギー選びでしばし悩んだ後に城砦をセット。シルバーワイズドラゴンを前進させてターンを赤王様に渡した。高尾の残りエネルギーは5。スマッシュはない。

8ターン目、赤王様は貪欲丸をエネルギーにセット。手札は4枚。ここで初めて長考する赤王様。頭の中でシミュレーションをされた後、プランを作成されると、ライトニングスカウトが現れる。これをシルバーワイズドラゴンにぶつけると、バトルに入った後のダメージがスタックに乗る前に高尾はルビーソウルをプレイ。悩む赤王様だったが、ここはすべてが解決されてスカウトだけが墓地へ。しかしすかさず手札からライトニングスナイパーをプレイしてドラゴンは墓地へ送られる。プランからはシルバーワイズドラゴンが顔を出し、そのままターンを終了。

高尾はプランを作成すると現れたのはビーム。ここで高尾の『満を持して』のアクション

ドラゴンブレスで赤王様のブロンズキッドとライトニングスナイパーを破壊。

さらにHPが1000残ったボマーメイデンをプラズマキッドドラゴンのブレスで追撃。

これで盤面は自軍左ラインに高尾のプラズマキッドドラゴンだけが残る形となり、4ターン目のターンアドバンテージを盛り返す形となった。

9ターン目、赤王様はシルバーワイズをエネにしてプランを作成、出てきたボマーメイデンを中央ラインに配置、さらにプランをめくって出てきた全軍突撃を確認した後ターンエンド。

返す高尾のターンはプランから出てきたルビーソウルを更新。これが実にはじめてのプランの更新となる。更新して出てきたのはイメラッ。これを自軍右ラインに置いてエンド。

10ターン目、赤王様はこのターンはエネルギーをセットしなかった。プランを作成し、出てきたシルバーワイズを自軍右ラインへ置いてターンエンド。

高尾のターン、ここでエネルギーを置くか置かないかで長考する・・・そしてここはエネルギーをセット。手札はこれで高尾が2枚、赤王様は4枚。さらにここで長考タイム。文章では伝わらないかもしれないが、ここまでお互いにハイスピードな展開だったため、筆者もメモを取るのがやっとという状況だった。ここで一息つかせてもらう。

まずプランをめくると、そこにはウンバウンバ。次にイメラッが2歩前進しようとしたところで赤王様は真昼の決闘をイメラッにプレイして破壊。赤王様のエネがなくなったのを見て、高尾はプラズマキッドを2歩前進させてシルバーワイズと相打ちを取る。盤面が赤王様のボマーメイデンのみとなったところでターンエンド。

11ターン目、このターンも赤王様はエネをセットせず。プランを作成して出てきた3枚目のメガトンパンチを更新。次に出てきたプラズマキッドドラゴンを自軍右ラインへプレイしてさらにプラン。綺麗に3エネのライトニングスカウトを引き当ててこれを自軍左ラインに召喚。この麗しきリカバリーに、高尾も苦い表情。我々平民もただただ感嘆するばかりである。

しかし高尾もプラン引きは負けてない。まずエネセットをせずに手札を確保してからプランから出たライトニングスカウトを自軍右ラインに、次に出てきたボマーメイデンを自軍左ラインにプレイする。ユニットが5体場に並んだのはこの試合でこれが初めてである。しかしながら高尾の残りエネは1。トロール流砲撃術がなければワンサイドゲームになる可能性がある。

12ターン目、赤王様の手札はこのターンのエネルギーセットで4枚に。両者ともエネルギーは10エネあるが、いまだスマッシュゾーンにカードは1枚もない。激しいマウントポジション争いが続いているからだ。

赤王様がプランを作成するとノヴァコマンドが。これを左と右のユニットをフリーズしてコストとし、高尾のボマーに向けて発射する。残った高尾のスカウトは、赤王様のボマーメイデンが歩いていき、なすすべなく破壊されてしまった。ボマーはそのまま中央エリアへ後退。ここで赤王様が一言。

『山札は何枚ある?』

高尾の山札は現時点で12枚である。赤王様の手札は4枚であり、場のユニットは3枚。対して高尾のユニットは0で手札は3枚。ここでスマッシュが入ると残り山札が(ドローを含めて)10枚となり、デッキ切れで負けてしまう可能性は高い。つまり高尾が劣勢である。

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