注(元ネタを知らない大部分のD−0プレイヤーは置いてけぼりです。でもおそらく単体でも楽しめるハズ?)

相変わらず調子のいいF(仮)とP(仮)は、無謀にもついにD−0の世界にも口を出すことにした。ある意味MTGよりも診断の難しいこの世界のデッキを、果たして2人はどう料理・・・いや、診断してくれるのだろう?

F:『こんなデッキは紙の束だ!(以下紙束)』はついにD−0の世界にもきちまったぜ。セカンドセンチュリーが出てユーザーも一気に増えたから、どうやらしばらく退屈せずに済みそうだ。さて、栄えある第一回紙束の対象に選ばれたのは、このデッキだ。


(エビカクテル)

エビシーフ 15
エビマジシャン 1
エビライダー 2
エビショーグン 2
エビジョッキー 2
エビダンサー 2
戦虎タイガーアイ 2
バーサーカー・ドラッグ 3
小さくて大きな力 3
バードマン・ソウル 3
益々繁盛 2
パラドクス・ストーム 1
生命を育む未来 2


P:われらがデッキデザイナー君は、これまたユーモアあふれるオリジナルデッキを作ってくれたもんだ(これでも気を使ってはいるんだ、一応ね)リストを見た感じ、少なくとも我々でもわかる青いカードと緑色のカードが入っていたので、このデッキは青緑デッキだという方針で話を進めて行くことにした。とりあえず、このデッキデザイナー君は緑色のデッキに小さくて大きな力、バードマンソウルが必ず入ることは理解してるが、そこから先はめちゃくちゃだ。

F:我々はまず、このエビシーフというユニットについて考えることにした。まず真っ先に考えたのは、『どうしてこのカードはデッキに15枚も入っているのだろうか?』ということだった。D−0の世界に飛び込んできたばかりの我々でも、さすがに同名カードがデッキに入る枚数が3枚であるということくらいは心得ている。彼がいくらエビと名前がついたカードが好きであったとしても、このルールを犯してはゲームすら始められないということを知らないのは非常に問題だ。

P:見たところ、このデッキには緑の必須カードであるキューティーバニー、象砲手バルカン、蜘蛛の巣をまとうフェアリー、カオスビースト・ナインテイルが入っていない。このデッキデザイナー君はこのエビシーフというカードがやたらお気に入りのようで(それこそデッキ構築の基本ルールを無視してしまうくらい)あるが、彼のエビが大好きな気持ちと、彼の教育のためを思う我々の気持ちを約3ナノ秒ほど比較した結果、ここは涙を飲んで我々の意見を通させてもらうことにした。

F:残り3枚のエビシーフというユニットに関してだが、Pの話によると、こいつが1点スマッシュを相手に与えていたが、返しのターンにすぐに相手のキューティーバニーに踏み潰されたというシーンを一度だけドラフトで見たことがあるらしい。この事実をPが知っていたことは幸いだった。

P:我々はやはり先ほどの天秤を持ち出して論議を3ナノ秒した結果、このスペースをサンダージャッカルに入れ替えることにした。こいつはキューティーバニーが襲ってきても倒れないどころか、自分のユニットを移動させる能力でテンポアドバンテージを取ることができる非常に優秀なユニットだ。エビシーフが何マナ(おっと、D−0ではエネルギーだっけな)のユニットかは知らないが、少なくともこいつよりも投入を優先させるべきユニットではないだろう。

F:そういう意味では、この1枚だけ入っているエビマジシャンとやらも大巨人クレーターメーカーに変えざるを得ない。これに関してはもう議論の余地はない。朝起きてTVをつけたらいつも決まった時間にBBCが始まるだろう?緑のデッキに取ったらそのくらい当たり前のことだ。

P:このエビライダーというユニットは、7エネパワー7000移動3エネでスマッシュが2であることは知っている。何しろレアだからそれだけ目につく機会もあったからね。ただ、非常に長ったらしいテキストが書いてあったのと素のパワーが平均よりも下だったことから、それ以上は見なかったよ。このデッキデザイナー君はエビと名前がついているカードなら見境無くデッキに入れたがる傾向にあるから、このカードも能力なんか関係なくデッキに入れたんじゃないかと僕は推測している。

F:それならば、2マナも軽い7000ユニットがいる。真空の魔氷バキュームだ。確かにユニットを手札に戻さないといけないというデメリットはあるが、サンダージャッカルを戻せることはメリットであるし、プランから出てくればそもそも問題ない。そういう意味合いも含めてこの生命を育む未来なんかより優先してサイバーチェイスを3枚入れるべきだと思う。バードマンソウルとも相性がよいし、このデッキデザイナー君がなぜわざわざこんなすばらしいカードを使わなかったのかも疑問だ。よく見るとセンチネル・センチピードも入っていない。どうやら彼はエビに盲目になりすぎて、よほど遠回りが好きな体質になってしまったらしい。

P:彼の目を覚ましてあげるには、やはりすべてのエビを抜くという荒療治しかないだろう。唯一の救いだったのは、われらがデッキデザイナー君がまだD−0最強ファッティの1枚であるタイガーアイを2枚入れているという人間の心を持っていたことだ。もしかしたら、ロマネコンティにいじめられたショックから投入しているだけかもしれないが、まあそれはおいておこう。エビジョッキーはレアで、最新のカードだから見覚えがあるぞ。え〜と・・・確か5エネ6000で移動2のユニットだったな。それで何かテキストがついていたような、ついていなかったような・・・。

F:人間、盲目になりすぎると怖いと言うことだ。われらがデッキデザイナー君はこんなコモンと変わらないスペックの紙レアを嬉々としてデッキに投入している。同じ5エネのユニットならば、何よりも妖魔の勇者を優先させなければいけない。それも3枚フル投入だ。緑を使って他の選択肢を思いつくのがどうかしている。誰だって、こんなおちゃらけたイラストのカードよりあづみ冬留の神秘的なイラストのカードを優先的に使いたいと思うだろう?また、妖魔の勇者はサンダージャッカルと相性がバツグンにいい。場合によってはゲームが終わるほどのコンボになりえる。とてもクールだろう?

P:これでとてもいい感じになってきたぞ。最後はコンバットトリックだが、ここはシンプルに食獣植物の障壁と老衰遺伝子、そしてパラドクスストームを入れよう。単体で役に立つだけでなく、すべて勇者とジャッカルとのシナジーを考慮したものだ。バーサーカードラッグは、ウィニータイプのデッキと非常に相性がよいものであるが、このデッキはタイプが異なっているので投入を見送った。いいカードではあるけれどもね。

F:こうして我々が料理した後は以下の通りになった。


(エビカクテル:調整後)

真空の魔氷バキューム 2
センチネル・センチピード 3
サンダージャッカル 3
パラドクス・ストーム 1
バードマン・ソウル 3
サイバー・チェイス 3
兎娘キューティ・バニー 3
大巨人クレーター・メーカー 1
象砲手バルカン 3
蜘蛛の巣をまとうフェアリー 3
戦虎タイガーアイ 2
カオスビースト・ナインテイル 3
妖魔の勇者 3
食獣植物の障壁 2
老衰遺伝子 2
小さくて大きな力 3


P:オリジナルの面影はほとんどなくなってしまったが、前のデッキよりも100倍はマシなデッキになっただろう。これでこのデッキデザイナー君も、改造後の『エビデッキ』でデュエルを勝ちまくれるようになったに違いない。

F:この企画は始まったばかりだ。我々はデッキを診断して欲しいデザイナー君を募集している。ただし・・・我々が過労で倒れないくらいにしておいてくれたまえ。


第一回紙束は、無事犠牲者を出すことなく終了した。なお、この作業は危険なので、くれぐれも真似しないように。

診断希望のデッキデザイナー君は、コメント欄にデッキを書いておいてくれたまえ。ただし、『普通』のデッキはお断りだ。

コメント

ちゃ・・・いしはらさん@www
I原
2006年12月7日21:27

PとFが唯の変な人になってませんか?

Miyu
Miyu
2006年12月7日23:39

何言ってるんですか。最初に入れるのは山に決まってるじゃないですか!!

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