が、駄目・・・っ！生還・・・ヨミガエリ・・・！

シレンは白紙：じぇのさいどを投げた。

スカイドラゴンに2のダメージを与えた！！

はあ・・・っ！？

嘘だろ・・・！これは夢だ・・・！悪い夢・・・っ！

スカイドラゴン「ところがどっこい・・・！夢ではありません・・・っ！現実・・・！すべて現実・・・っ！」

・・・

ぐにゃ〜・・・

ううっ・・・

ボロッ・・・ボロッ・・・

じっ・・・

スカイドラゴン「・・・あ？」

シレン「スカイドラゴン・・・提案があるんだが・・・」

シレン「このまま行けば俺が再び倒れるか、クリアするかどちらかだろう・・・」

スカイドラゴン「はあ・・・っ！？何言ってるんだ、お前・・・？」

シレン「だから・・・

倉庫の壷（引き分け）で手を打たないか・・・？

ここは引き分けということで・・・」

スカイドラゴン「はあ・・・っ？バカかお前、第一俺たちはまだ上位互換のアークドラゴンやアビスドラゴンを有しているんだぞ・・・勝手に死ね・・・っ！」

シレン「うう・・・っスカイドラゴン・・・スカイドラゴン・・・」

スカイドラゴン「ええい、見苦しい・・・！愚図が・・・さっさと消えろ・・・！」

シレン「うう・・・っ後悔するぞ・・・いいのか・・・クリアしちまうぞ・・・！」



X「スカイドラゴンはん、あんたは鬼や・・・」

シレン「え・・・？（ざわ・・・）」

X「大部屋のどっからでも炎を吐いてシレン君の実に1／4のHPを奪う。大量発生すればあっという間にシレン君は蒸発や・・・。それはもはやゲームではない・・・。ドラゴンシールドを強要するのは・・・あまりに非道・・・っ！」

X「受け取れシレン君・・・あんたはこの死者の谷底を今日クリアするんや・・・っ！ここでクリアせな、君を救出してくれた人に申し訳ない・・・っ！これを持って生きる希望を見出すんや・・・っ！」

シレンは倉庫の壷を拾った！

シレン「うおおおお・・・！」

シレン「（ボロボロボロッ）ありがとうございます・・・！ありがとうございます・・・！」

が、その刹那

階段ではなく罠だ！シレンは呪いの罠を踏んだ！そうこ（4）は呪われた！

ぐにゃ〜〜〜〜


退路が断たれたシレン・・・。

階段を逃げるように降り続け・・・。

そして迫り来るアークドラゴン・・・。

炎・・・っ！50ダメージ・・・っ！歩くたびに50ダメージ・・・っ！

メガタウロス、ヘルギャザー、グレートチキン・・・アークドラゴンに比べればなんとかわいいことか・・・っ！

まさに凶器・・・っ！逃げ場なし・・・っ！袋のネズミ・・・っ！

が、まだマシ・・・っ！どうあれ最悪ではないのだ・・・！

大部屋モンスターハウスに放り込まれない幸運・・・！加えて透視の腕輪のなんと心強いことか・・・！終わっていた・・・透視の腕輪が呪われていたら・・・！

アークドラゴンを発見しだい抹殺に行ける幸せ・・・！脅威に対抗できる幸せ・・・！

場所変え・・・一時しのぎのコンボを決めれる幸せ・・・！モンスターハウスがわかるのとわからないとでは天と地・・・！見えていれば・・・見えていればよみがえりが・・・活路がある・・・！

が・・・！

闇は駄目・・・！放り込まれる・・・！集団アークドラゴン・・・！50点の嵐・・・！気がつけば渓谷の宿場・・・！何も持っていません渓谷の宿場・・・！シレンジャーの心を折る何も持っていません渓谷の宿場・・・っ！

生還・・・それだけを考えろ・・・シレン・・・っ！

そしてその瞬間は来る・・・っ！

27階・・・マップに現れる黄色の点・・・っ！

ペケジ・・・っ！

そして・・・クリア・・・！成す・・・死者の谷底越え・・・！