赤王挑戦権予選

2007年4月9日
並み居る強豪を倒し決勝まで来た俺。

しかし決勝で待っていたのはあの男だった。

その名は、ヘルカイザー亮。

「さあ、デュエルを始めよう・・・」

そして運命の第一ターンが始まった。

俺が先手。

俺はカードを2枚伏せ、ターンを終了した。

モンスターをあえて伏せなかったのは、手札のゴーズとサイバードラゴンのための布石だ。

大嵐を撃てばゴーズで返し、トラップ破壊が無ければ炸裂装甲2枚でモンスターによってイニシアチブが取れる。完璧だ。

「俺のターン・・・ドロー・・・」

しかし、ヘルカイザーの戦略はさらにそれを上回った。

「ハリケーン・・・」

手札に返ったトラップ。ここまでは予定通り。

「パワーボンド・・・手札のサイバードラゴン3体を融合し、サイバーエンドドラゴンを召喚する・・・!!」

攻撃力8000、それは死を意味する。

完敗だった。手も足も出なかった。

こんな確率を覆す人間がいるのか・・・。

世の中は広い・・・。

続く

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