3年。スタンダード落ちの是非を問う議論の終点(妥協点)はこの期間を除いて他にないと個人的には思っている。他のカードゲーマーで同じ意見を持っている人もいるだろう。とにかく、2年か無限かで語られ、今まで決着の見えなかった議論の答え。それを提示してくれるディメンションゼロというゲームはやはりすばらしいものだと再確認した。

ディメンションゼロというゲームはとにかくユーザーの声を第一に聞き入れ、実行しているゲームだ。「している」というのはこのゲームがまだ誕生してから日も浅く、試行錯誤を繰り返している段階だからだ。成功ばかりでない。失敗も数多くある。

個人的にも、サードセンチュリーのシルバーレアはBOXから4枚出出るようにしてほしい、という意見がある。BOXから3枚しか出ない現状は少しバランスがよくないと思っている。1パックの値段から考えてみて、例えばちょっとずつパックを買ってる人の横で他の人がシルバーレアを引いてしまったら、その人の購買意欲が削がれる。また、フェンリルのような高いシルバーレアはBOX買いしてもほとんどそろわない。だからシングル待ちになってしまうわけだが、店側もなかなか目当てのシルバーレアの数が揃わないという現状があってパックをどんどんシングル化するのが採算に見合わない為、止まってしまう。そうなると消費者はパックを買いづらい、店はパックをシングル化できないとなり、需要>>供給となって流れが悪くなる(下手すれば止まる)のだ。

具体的な計算はさておき、4/15がシルバーレアというのは遊戯王のBOX価格などから比較して考えて見ても妥当な数字だと思う。この1枚の差は相当大きく、これだけで世の中のD-0の売上もだいぶ変わってくると思うのだ。シルバーレアというのはいいアイデアだったが今のままでは少し悪い方向に作用してしまっているのでは?と思う。普通のレアも、BOXのうち12枚あればベーシックパックのような大型エキスパンションならまだしも小型エキスパンションなら簡単に揃ってしまってしまいレアの意味あいが少し薄まっているように感じる。

少し話がそれてしまったが、こういった現状を切り崩すような改革は大いに歓迎したい。

そして、D-0ユーザーが胸を張って「俺たちはすごいカードゲームのユーザー・プレイヤーなんだ」と言えるようなゲーム作りに積極的に行動したい。(先日の日記で少し心折れた文を書いて申し訳ないと思ったが、ああいう客観的な目も必要だよね)

現時点で、初心者を引き込むディメンションゼロの最大の魅力は何か?と聞かれれば、賞金制度導入の競技型国産TCGという肩書きではなく「ユーザー参加型カードゲーム」ということなのかもしれない。グランプリのプロプレイヤーだけが最大の目標ではなく、「何かしらの形でこのゲームの現状に影響を与えることができる」という魅力。これこそが他のゲームと勝負できる手札なのだと改めて感じた。

【概要】
「レジェンド・カード」に指定されたカードは、通常の構築戦では使えません。

【導入について】
2008年10月の「フォース・センチュリー ベーシックパック」発売時に「ファースト・センチュリー」のカードすべてが「レジェンド・カード」に指定されます。

【目的】
大会環境の正常化を促し、より新規ユーザーが始めやすい環境を整えます。

【注意点】
・同名カードが「レジェンド・カード」に指定されていない場合、そのカードは「レジェンド・カード」には指定されません。

2008年の本格実施までには、フロアルール変更も含めた制度の整備を行ってまいります。
また、2009年以降には「レジェンド・カード」に指定されたカードも使える賞金制大会も検討中です。つまり、これまでのユーザーの皆さんの資産が生かされるシステムを併設できるよう検討しております。

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