こんばんわ、司会のとみー(しろたん)です。『5000円あったらディメンションゼロをやろう!デッキ紹介』ですが、早くも3回目になりました。この調子でどんどんとデッキを紹介していけたらなぁ、と思います。この間、九州ディメンションゼロ・コミュニティーズ(KDC)のコラム担当ますはん君からオファーを受けましたが、機会があればぜひそちらの方にも、デッキを紹介したいと思います(資産無制限デッキの方がよいのでしょうか?)

ちなみに前フリのMCが少なくなってるのは仕様です。・・・いや、次回以降はもっとがんばりますのでよろしくお願いいたします。

それでは、第三回目の5000円デッキです。今回紹介するのは鬼哭神機、ストーリーでは別名ドラゴンスレーヤーアーミーと呼ばれる黒赤のドール/サラマンダーを主軸に据えたビートダウンデッキです。

爆発力のある赤と盤面から手札・墓地まで幅広いコントロールを可能とする黒が合わさった多色のカードは、どんな風にデザインされているのか?

それはビートダウン戦略を後押しするような直線的な強さと、ただでは死なない・ただでは済まない除去能力を持ったカードとして体現されました。

それら黒赤のカードをふんだんに使用したのが、今回のこちらのデッキになります。


※カード名の隣にある価格は1枚あたりのお値段です。筆者が独断と偏見でつけている価格ですので、実際の店頭価格・流通価格とは多分に異なる点をご了承ください。なお、このコーナーではコモンを20〜50、アンコモンを50〜200とまとめさせていただきます。その隣にあるのはエキスパンションを短くあらわしたものです。

3 ハウス・オブ・ヘル 400(暴走・オールスター)
3 鬼哭神機ダルキング 50(3rd)
3 スリーピング・パペット 150(2nd)
3 偵察戦鬼一眼蟲 150(2nd)
3 鬼神ブラスター 50(3rd)
3 失恋の痛み 50(2nd)
2 鬼哭神機ダイディーヴァ 20(3rd)
2 ニトロカタパルト 50(暴走)
3 秘密作戦本部 50(3rd)
2 クライング・パペット 50(2nd)
2 鬼哭神機ゴルガロム 20(3rd)
2 因果率の抜け道 50(暴走)
3 鬼哭神機ブレイ=ダー 500(3rd)
3 ノヴァ・コマンド 50(勝利)
3 バグ・キャッスル 20(新世界)

計4790


このデッキは、ビートダウンデッキの中でも、かなり前のめりな構成のデッキとなっています。どのくらい前のめりなのかは、実際に解説を加えていったほうがわかりやすいかと思われます。

前回お伝えした、ニトロカタパルトもこのデッキに入っていますが、今回ベースの選択肢として選ばれているのはバグキャッスルと秘密作戦本部です。バグキャッスルは自分のユニットをリリースさせ、速攻で中央・敵軍エリアまで攻め込むことができるカードです。ニトロカタパルトと少し役割がかぶっているように思われますが、逆にニトロカタパルトを引かなくても速攻で攻め込めたり、1コストという軽いコストなのでプランから見えたらとりあえず貼れたりと、ドローもエネルギー加速もないこのデッキでは重宝するカードです。スマッシュ2あるゴルガロムと組み合わせると強力です。

秘密作戦本部は、鬼哭神機シリーズのパワーを+3000もしてくれます。ダルキングが9000、ブレイ=ダーが8500ものパワーになるのはまさに圧巻の一言。ブレイ=ダーがニトロカタパルトで飛んで、相手のユニットを倒した上で合わせて4点スマッシュ!と、一気に形勢逆転して勝利する場面もあります。中盤はこのベースがあるのとないとではだいぶ違ってくると思います。

次に、このデッキで使われているクライングパペットについてですが、こちらは単体だと平凡なサイズの7コストユニットですが隊列召喚でなんと1コストで出てきます!その上、さらに相手のユニット1体を破壊するというとんでもない能力を持っているのです!もちろんこの隊列召喚を決めるのは難易度が高いわけですが、このトライアングルの頂点まで突進してくれるのが黒の超ビートダウンユニット「ハウスオブヘル」です。

ハウスオブヘルは、暴走能力(プランから出た時に誘発されるマイナス能力)を持っていますが、自身の能力はまさに非常識!山札を5枚削るだけでパワーが+2000されます。つまりパワー10000のユニットも怖くないのです!そんな奴が頂点に突進するものを止められるユニットはほとんどいません。技で止めれるユニットには多少苦戦しますが、それでも相手の選択肢を奪うことができるのは相当強いのです。これと秘密作戦本部ラインにいる3コスト9000というパワーを持ったダルキングが道を開いてくれることでしょう。隊列召喚を決めることができそうだと思ったら決めに行くほうが勝ちやすいです。

また、盤面のユニットをスマッシュに送る鬼神ブラスターや、バトルに勝つと相手の手札をスマッシュに送る鬼哭神機ブレイ=ダーは、予想外の角度から相手にスマッシュを与えます。(ブレイ=ダーは中央にいるユニットと戦って勝ってもスマッシュを与えられますから、ある意味では鬼神ブラスターと似ています)ディメンションゼロのデッキで、ユニットを使わずに勝利するデッキはほんの一握りしかありません。つまり、6点のスマッシュを与えれば、もう勝ちは決まったようなものなのです!

しかしながら、そのあらゆる方面から勝ちにつなげることができるカードは鬼神ブラスターが7コスト、ブレイ=ダーが6コストとやや重く、単体でこれらを機能させるのは難しいです。そのため、デッキの残りのカードは黒・赤の呼び声が6枚フル投入、そして黒では使用率が9割を超える手札破壊カード、「失恋の痛み」、そして赤系の小型ユニットが多いビートダウンデッキでは、序盤の優位を押し上げてくれるために使用される「ノヴァ・コマンド」など、序盤から積極的にイニシアチブを取れるようなカードで構成されています。プランから出てくるこれらのカードでイニシアチブを取り、とどめをサポートカードで押し切る、という正にビートダウンの王道の色なのです。

では、動かし方をまとめていきましょう。今回は序盤の選択肢が多いデッキなのでツリー形式にまとめてみました。番号が振られているのは、「上から順番に以下のプレイを行いましょう。1がダメなら2を、2がダメなら3を・・・という風に進んでください。」ということです。

1Tはすることがありません。
2T、ここは手札によってすることが変わります。優先的に出すものは呼声ユニット、なければ失恋の痛みをプレイ、両方なければそれらを探しにプラン更新します。
3T
(呼び声あり)
中央にハウスオブヘルを出しましょう。
ハウスオブヘルが出せなければプランから呼声ユニット、あるいは失恋の痛みや3コストユニットを展開します。

(呼び声無し)
1、手札から秘密作戦本部を張る。
2、プランから呼び声、失恋の痛みを探す。
3、手札から呼び声を出す。
4、失恋の痛みを打つ。

4T
(呼び声ありヘルあり)
追加のハウスオブヘルがあればそれを出しましょう。なければハウスオブヘルを 敵軍エリアまで進めてください。

ここで、初心者の方にアドバイスですが、ディメンションゼロでは、中央・敵陣エリアにいるユニットはスマッシュフェイズに必ずスマッシュをする必要はありません。これについては今後まとめたいと思いますが、とりあえずここでは「ユニットが3体揃ってからでないとスマッシュしたら不利になる、だから序盤のここはスマッシュしない」という理由でスマッシュをしません。
     
(呼び声ありヘル無し)

1 相手ターンに手札から中央にヘルを出す。
2 プランをする。プレイできるものをプレイ。
     
(呼び声無し)

1 手札からヘルを出す。
2 プランをする。プレイできるものをプレイ。
3 手札から秘密作戦本部を出す
4 2回目のプラン。

5T以降は相手の動きにもよりますので情報が限りなく多く、実際にプレイをして感覚をつかんでいただく他ありません。大事なことは、基本的にはユニットを自軍エリアに3体並べてから大きいユニットから先に歩かせて攻撃に行くようにすることと、中央エリアに自分のユニットを相手より先に置いている場合は、攻めているのが自分だということを常に忘れないで相手の行動を見てから始めてエネルギーや手札を使って行動を起こすということです。
    
あと、各色の基本的なデッキについての対策法やこのデッキの細かいプレイングなどをまとめてみました。

(緑)

対小型ビートダウン最強ユニット、妖魔の勇者(5コスト)を警戒しましょう。除去で倒せるエネルギーを残して前進。
バイオブラスター(6コスト)も警戒しておく。除去出来るエネルギーは確実に取っておくようにする。失恋で相手の手札にあったら妖魔の勇者より優先して落としましょう。
    

(赤)
なるべく3体のユニットを並べさせないようにする。ヘルに12000ダメージが飛ぶノヴァコマンドを警戒してのことです。隙があったらユニットを踏みつぶしに行くのもよいです。
ステルススナイパー(4コスト)と2対1交換されないようにしましょう。基本はパワー4500以下のユニットから攻撃に行かないようにすることです。
    
(青)

フォッグ警戒で除去で倒せるようにしておきたいです。

(白)

相手が機械竜グラシアを使っているなら、間違いなくペガサスポニーが手札にあります。不用意な突進は禁物です。

(黒)

イビルアイドライバーと2対1交換されないようにしましょう。ステルススナイパーと同じです。

(プレイングについて)

バグキャッスル、ハウスオブヘルは中央に出しましょう。
4ターン目までにはヘルが出ない場合はユニットが3対並ぶまで展開して除去を持って前進です。
クライング(隊列召喚-トライアングル)を決めれる場面は確実に決めましょう。相手の残りエネルギーや失恋の痛みで見た手札は常にチェックです。
スマッシュし始めて3ターンか4ターンで勝たないと相手に盛り返されてしまいます。なるべく速攻で決めるようにしてください。最後はニトロカタパルトからの奇襲頼みなので、相手のテンポを崩して奇襲出来る隙を作ってください。どうしても隙が無い場合は無謀でもいいから7点目を決めにいきましょう。最後は運次第です。

今回はここまでです。いかがでしたでしょうか?

ビートダウンデッキ同士の対決はディメンションゼロを最も楽しむことができる対決です。お互いの駆け引きと、「気がついたら勝っていた」という勝敗が最後まで分からないスリル、そしてスクエアをまんべんなく使うユニットの並べあいとバトルが魅力なのです。もちろんコンボデッキもコントロールデッキも楽しいことには違いありませんし、多種多様なカードを使うのは面白いのですけど・・・。

それでは、また次回をお楽しみに!

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