【デッキ紹介特別編】冥界より蘇る巨躯
2007年12月12日 5000円あったらD-0しようぜ コメント (2)こんばんわ、とみー(しろたん)です。
GPツアー札幌はお疲れ様でした!優勝は地元のプロプレイヤーだったこともあり、札幌のプレイヤーにとっては最高の結果でこのツアーを終えることとなったのではないかと思います。
これからまた、ディメンションゼロのグランプリの歴史は続いていくと思いますが、その時に地方の人間が、今回のようにチャンプの座をとることができたらいいなと思っています。新しくD-0にチャレンジする人にとっての目標点となって励みになりますからね。都会の人間に負けないくらいディメンションゼロで盛り上がってもらえれば、サポートサイドとしてはこれ以上嬉しいことはありません。もちろん、大会には出ないけれどもディメンションゼロで遊んでいるという方にとっても、地元にチャンプがいるというのはなんだか嬉しいことではないかと思います。
さて、肝心の私はというと、後1ゲームが取れずに賞金額決定ラウンドまで進めることができませんでした。本当は今回紹介するデッキでそこまでたどり着きたかったのですが・・・勝負とは時の運もありますし、しかたがない部分もあります。
しかし、実はすでにほぼ同じデッキが、GPツアー名古屋8位・GPツアー京都9位という結果を残せているのです。このデッキを初めてみた時は、衝撃でした。そして今回のGPには必ずこれを持っていこうと思ったのです。その決定に関する非常に大きな理由がこのデッキにはありました。
では、気になる今回の特別編のデッキを紹介します。今回は5000円デッキの紹介ではないので、エキスパンションのみ記入させていただきます。
さて、リストを見て何かお気づきになられたのではないでしょうか・・・?
そうです!このデッキの実に60%はオールスターデッキのカードだけで構成されているのです!
スナイパーとドライバーを3個づつ買うと少しお値段が張ってしまうかもしれませんが、逆に言えばそれだけ買うことでほぼデッキの形ができあがりますし、それ以外のカードが実に経済的なのです。なぜかというと、まず理由の一つになんとシルバーレアが1枚も入っていません!1枚あれば劇的にゲームが変わる可能性を秘めたシルバーレアですが、それが無くても素晴らしい結果を残せるということを、まさにこのデッキが証明しているのです!
もう一つはレアの価格です。オーンドゥールとジャンジャックは比較的手に入りやすいレアカードですし、また、真夜中のダンスパーティや絨毯爆撃は1stセンチュリーからの再録カードでそこまで高くはありません。残りの花束をささげる乙女はアンコモン、神々の雷はコモンです。グランプリレベルを想定すると、だいたい平均で15000円くらいのデッキが戦うのですが、このデッキはオールスターデッキ代を含んでも1万円ちょっとで組めます。オールスターデッキは本当に、賞金への近道だということなのです!
では、このデッキについて簡単に説明いたします。カードごとの説明につきましては、『信州コロポックル通信』(このページのリンクにあるI原様のページです)をご覧になられたほうがよいと思います。
まず、このデッキは基本的にコントロールタイプのデッキです。スナイパー&ドライバー、制限カードになってしまったセンチネルセンチピードと花束をささげる乙女をそのままコントロールカード兼フィニッシャーに据えた4色プランコントロールというデッキが過去に存在していましたが、この流れを組むデッキになっています。
基本的な流れとしてはその4色プランと同じように序盤にプランから出てきた欲望の連鎖やパウダースノー、失恋の痛みにサイバーチェイスなどでドローを加速させます。そして中盤以降は上記のスナイパー&ドライバーなどで盤面をコントロールしていきます。
さて、ここまでは普通のコントロールデッキです。しかしここからが普通ではありません。
それを語る前にまず、オーンドゥールとダンスパーティー&絨毯爆撃のコンボについて触れておく必要があります。
オーンドゥールは、5エネ6500でスマッシュを2も持っている化け物ユニットです。この凶悪なスペックを持つからには当然デメリットが与えられています。このカードのデメリットは「このカードがスクエアからスクエアに置かれた時、自分のエネルギーゾーンにあるカード2枚を墓地に置くこと」です。つまり移動を行えば、エネルギー2枚が消し飛んでいくわけです、「通常ならば」。
そこでダンスパーティや絨毯爆撃などのカードがエネルギーゾーンにあると世界が一変します。これらのシリーズのカードのエネルギーゾーン効果は、墓地に置かれると「リリース状態で」再びエネルギーゾーンに帰ってきます。つまり・・・もうお気づきでしょうか?
そうです、絨毯爆撃とこのシリーズのカードが1枚あれば、オーンドゥールは何歩でも好きなだけ移動ができるのです!好きなだけ移動して相手の小型ユニットを踏みつぶしたり、エネルギーを使わずに早いターンから敵軍エリアに行ってスマッシュを決めることができます。また、冥界の門との相性は抜群で、なかなかのサイズを持つオーンドゥールをがんばって倒したと思ったら再び出てきてスマッシュ3点決められた、というようなシーンも珍しくありません。無限移動モードに入ったら、相手に隙があればたちどころに3点のスマッシュを与える大きなプレッシャーを与え続けるモンスターユニットなのです。
そして、ここにジャンジャックがいれば、実に恐ろしい大逆転劇を起こすことだってできます。ジャンジャックはすべてのトロールに「パワー+1000とバトルに勝ったらダメージを全快させてスマッシュを+1させる」という凶悪な能力を持たせることができます。
例えば対戦相手がパワー7000以下ユニットをスクエアに4体並べているとしましょう。普通ならそれこそ処理で手いっぱいになって負けてしまうような盤面です。しかし、無限移動状態のオーンドゥールとジャンジャックがいれば・・・パワー7500のオーンドゥールがすべてのユニットを踏み荒らし、敵を倒したおかげでスマッシュレベルが6までアップしたオーンドゥールが敵軍エリアまで行って7点スマッシュを与えることができるのです!まさに奇跡の大勝利を演出し、対戦相手の目を白黒させるのです!(実際、何が起こったのかわからないというような顔をされました)
コントロールデッキとしての4色プランにこのオーンドゥールモードが加わることで、奇襲的要素と極端なウィニーに対しての耐性がつき、ビートダウンデッキに対して強くなったのがこの4色オーンドゥールデッキなのです。
また、重いカードでコントロールするデッキ相手にはエネルギーゾーン効果を持つカードとプランジャーユニット(ドライバーやスナイパーなど墓地から山札に変えるユニットのこと)の搭載量でコントロールモードに入ることができるのも大きな強みです。最終的にはデッキ切れを狙うわけですが、勝利条件にはそういう勝ち方もあるのだということを覚えておいてください。実際、今回のGPツアー札幌の優勝した方のデッキはほとんどがデッキ切れで勝利しています。
このデッキの戦い方の要点としては、相手の隙は逃さず、冥界の門は常に手札に持つことが理想です。試合が長引けば、10エネ残した状態から失恋の痛み→冥界の門→オーンドゥールで3点スマッシュを行える可能性も見えてきます。欲望の連鎖や素で出したオーンドゥールを突っ込ませるなどして、1枚はあらかじめ墓地に落としておいたほうがよいでしょう。
今回はここまでです。いかがでしたでしょうか?
ネタにしか見えないカード、強力そうに見えるけど微妙だと思っていた組み合わせも突き詰めていけばトーナメントのトップシーンに躍り出るくらいに化ける可能性があります。そしてそれは他の人があまり使わないようなカードにこそ隠れているのです。
ぜひ、様々なカードを使ってディメンションゼロを楽しんでみてください!そしてオリジナルのデッキで頂点を目指してがんばってみてください!それでは、次回をお楽しみに!
・・・更新遅い?以前より遅くなった?
・・・すいません。日常がバタバタしていてどうにもならないことが最近わかってきました・・・。
GPツアー札幌はお疲れ様でした!優勝は地元のプロプレイヤーだったこともあり、札幌のプレイヤーにとっては最高の結果でこのツアーを終えることとなったのではないかと思います。
これからまた、ディメンションゼロのグランプリの歴史は続いていくと思いますが、その時に地方の人間が、今回のようにチャンプの座をとることができたらいいなと思っています。新しくD-0にチャレンジする人にとっての目標点となって励みになりますからね。都会の人間に負けないくらいディメンションゼロで盛り上がってもらえれば、サポートサイドとしてはこれ以上嬉しいことはありません。もちろん、大会には出ないけれどもディメンションゼロで遊んでいるという方にとっても、地元にチャンプがいるというのはなんだか嬉しいことではないかと思います。
さて、肝心の私はというと、後1ゲームが取れずに賞金額決定ラウンドまで進めることができませんでした。本当は今回紹介するデッキでそこまでたどり着きたかったのですが・・・勝負とは時の運もありますし、しかたがない部分もあります。
しかし、実はすでにほぼ同じデッキが、GPツアー名古屋8位・GPツアー京都9位という結果を残せているのです。このデッキを初めてみた時は、衝撃でした。そして今回のGPには必ずこれを持っていこうと思ったのです。その決定に関する非常に大きな理由がこのデッキにはありました。
では、気になる今回の特別編のデッキを紹介します。今回は5000円デッキの紹介ではないので、エキスパンションのみ記入させていただきます。
(3rd)オーン・ドゥール 3
(オールスター)ステルス・スナイパー 3
(オールスター)マントルを漂う遺跡 2
(3rd再録)絨毯爆撃 3
(勝利)メガトン・パンチ 1
(3rd)神々の雷 2
(激戦)花束を捧げる乙女 1
(新世界)白き勇者ジャンジャック 2
(オールスター)粉雪の魔氷パウダースノー 3
(オールスター)センチネル・センチピード 1
(オールスター)流氷の大陸 1
(オールスター)欲望の連鎖 3
(オールスター)サイバー・チェイス 3
(オールスター)イビルアイ・ドライバー 3
(オールスター)失恋の痛み 3
(3rd再録)真夜中のダンスパーティー 3
(オールスター)冥界の門 2
(3rd)堕落の呪文 1
さて、リストを見て何かお気づきになられたのではないでしょうか・・・?
そうです!このデッキの実に60%はオールスターデッキのカードだけで構成されているのです!
スナイパーとドライバーを3個づつ買うと少しお値段が張ってしまうかもしれませんが、逆に言えばそれだけ買うことでほぼデッキの形ができあがりますし、それ以外のカードが実に経済的なのです。なぜかというと、まず理由の一つになんとシルバーレアが1枚も入っていません!1枚あれば劇的にゲームが変わる可能性を秘めたシルバーレアですが、それが無くても素晴らしい結果を残せるということを、まさにこのデッキが証明しているのです!
もう一つはレアの価格です。オーンドゥールとジャンジャックは比較的手に入りやすいレアカードですし、また、真夜中のダンスパーティや絨毯爆撃は1stセンチュリーからの再録カードでそこまで高くはありません。残りの花束をささげる乙女はアンコモン、神々の雷はコモンです。グランプリレベルを想定すると、だいたい平均で15000円くらいのデッキが戦うのですが、このデッキはオールスターデッキ代を含んでも1万円ちょっとで組めます。オールスターデッキは本当に、賞金への近道だということなのです!
では、このデッキについて簡単に説明いたします。カードごとの説明につきましては、『信州コロポックル通信』(このページのリンクにあるI原様のページです)をご覧になられたほうがよいと思います。
まず、このデッキは基本的にコントロールタイプのデッキです。スナイパー&ドライバー、制限カードになってしまったセンチネルセンチピードと花束をささげる乙女をそのままコントロールカード兼フィニッシャーに据えた4色プランコントロールというデッキが過去に存在していましたが、この流れを組むデッキになっています。
基本的な流れとしてはその4色プランと同じように序盤にプランから出てきた欲望の連鎖やパウダースノー、失恋の痛みにサイバーチェイスなどでドローを加速させます。そして中盤以降は上記のスナイパー&ドライバーなどで盤面をコントロールしていきます。
さて、ここまでは普通のコントロールデッキです。しかしここからが普通ではありません。
それを語る前にまず、オーンドゥールとダンスパーティー&絨毯爆撃のコンボについて触れておく必要があります。
オーンドゥールは、5エネ6500でスマッシュを2も持っている化け物ユニットです。この凶悪なスペックを持つからには当然デメリットが与えられています。このカードのデメリットは「このカードがスクエアからスクエアに置かれた時、自分のエネルギーゾーンにあるカード2枚を墓地に置くこと」です。つまり移動を行えば、エネルギー2枚が消し飛んでいくわけです、「通常ならば」。
そこでダンスパーティや絨毯爆撃などのカードがエネルギーゾーンにあると世界が一変します。これらのシリーズのカードのエネルギーゾーン効果は、墓地に置かれると「リリース状態で」再びエネルギーゾーンに帰ってきます。つまり・・・もうお気づきでしょうか?
そうです、絨毯爆撃とこのシリーズのカードが1枚あれば、オーンドゥールは何歩でも好きなだけ移動ができるのです!好きなだけ移動して相手の小型ユニットを踏みつぶしたり、エネルギーを使わずに早いターンから敵軍エリアに行ってスマッシュを決めることができます。また、冥界の門との相性は抜群で、なかなかのサイズを持つオーンドゥールをがんばって倒したと思ったら再び出てきてスマッシュ3点決められた、というようなシーンも珍しくありません。無限移動モードに入ったら、相手に隙があればたちどころに3点のスマッシュを与える大きなプレッシャーを与え続けるモンスターユニットなのです。
そして、ここにジャンジャックがいれば、実に恐ろしい大逆転劇を起こすことだってできます。ジャンジャックはすべてのトロールに「パワー+1000とバトルに勝ったらダメージを全快させてスマッシュを+1させる」という凶悪な能力を持たせることができます。
例えば対戦相手がパワー7000以下ユニットをスクエアに4体並べているとしましょう。普通ならそれこそ処理で手いっぱいになって負けてしまうような盤面です。しかし、無限移動状態のオーンドゥールとジャンジャックがいれば・・・パワー7500のオーンドゥールがすべてのユニットを踏み荒らし、敵を倒したおかげでスマッシュレベルが6までアップしたオーンドゥールが敵軍エリアまで行って7点スマッシュを与えることができるのです!まさに奇跡の大勝利を演出し、対戦相手の目を白黒させるのです!(実際、何が起こったのかわからないというような顔をされました)
コントロールデッキとしての4色プランにこのオーンドゥールモードが加わることで、奇襲的要素と極端なウィニーに対しての耐性がつき、ビートダウンデッキに対して強くなったのがこの4色オーンドゥールデッキなのです。
また、重いカードでコントロールするデッキ相手にはエネルギーゾーン効果を持つカードとプランジャーユニット(ドライバーやスナイパーなど墓地から山札に変えるユニットのこと)の搭載量でコントロールモードに入ることができるのも大きな強みです。最終的にはデッキ切れを狙うわけですが、勝利条件にはそういう勝ち方もあるのだということを覚えておいてください。実際、今回のGPツアー札幌の優勝した方のデッキはほとんどがデッキ切れで勝利しています。
このデッキの戦い方の要点としては、相手の隙は逃さず、冥界の門は常に手札に持つことが理想です。試合が長引けば、10エネ残した状態から失恋の痛み→冥界の門→オーンドゥールで3点スマッシュを行える可能性も見えてきます。欲望の連鎖や素で出したオーンドゥールを突っ込ませるなどして、1枚はあらかじめ墓地に落としておいたほうがよいでしょう。
今回はここまでです。いかがでしたでしょうか?
ネタにしか見えないカード、強力そうに見えるけど微妙だと思っていた組み合わせも突き詰めていけばトーナメントのトップシーンに躍り出るくらいに化ける可能性があります。そしてそれは他の人があまり使わないようなカードにこそ隠れているのです。
ぜひ、様々なカードを使ってディメンションゼロを楽しんでみてください!そしてオリジナルのデッキで頂点を目指してがんばってみてください!それでは、次回をお楽しみに!
・・・更新遅い?以前より遅くなった?
・・・すいません。日常がバタバタしていてどうにもならないことが最近わかってきました・・・。
コメント
ところで「花束を捧げる乙女」はアンコですよ。
お忙しいようですが、合間の更新でも楽しみにしておりますw
どうぞお体等気をつけて生活優先で更新してください(笑
ではいきなりのコメント失礼しました。