こんばんわ、とみー(しろたん)です!新年あけましておめでとうございます!

諸事情により、年末から年始にかけてだいぶ期間が空いてしまいましたが、本日ようやく更新できることになりました。本コラムを楽しみにしている皆様、大変お待たせいたしました。

新年からお年玉が手に入ったり、新しい何かを始めたい方も多くいらっしゃるのではないかと思いますが、そんな今余裕のある方にこそディメンションゼロをお勧めしたいと思っております。『5000円あったらディメンションゼロしよう』ではそういった方を応援していけるようなコラムを書いていきたいと思っております。個人的には、プロプレイヤーを目指してがんばる気になっていただける方が一人でも多く増えてもらえると嬉しいのですが、そのきっかけ作りとして本コラムが活用されるようであれば幸いです。

では、さっそくデッキ紹介に移りたいと思います。今回紹介するデッキは3rd限定構築のデッキです。なぜ3rd限定構築のデッキを紹介するのかと言いますと、グランプリ8の予選のフォーマットの中に3rd限定構築があるからです。3rd限定構築のデッキは、まさに3rdセンチュリーから始めた方にとっては慣れ親しんだ環境で、3rd以前からゲームを始めている方と資産的な面から比べてもハンデの少ない環境であると言えるでしょう。限定環境という物は、普段やっている環境(2nd以前まで考えた環境)に比べれば、なかなか時間的にも研究が進まない環境であります。それを考えれば、普段の構築戦よりも勝てる可能性は高くなるはずです。

もちろん、経験の差は出るかもしれませんが、ディメンションゼロに慣れている人(地元の大会などに行くとよいでしょう。大会自体に参加しなくてもそこで優勝するような方にちょっとでもプレイングのコツを教わればだいぶ違うはずです)に教わることで経験を積めばカバーはできると思います。むしろプロプレイヤーへの近道は同じプロプレイヤーにアドバイスをもらうことだと僕は思っています。近くにそういった方がいなければネットで探すということもよいでしょう。公式HPには多くのユーザーサイトへの入り口がありますからそこでメールなどを送ってアクセスしてみるのもよいと思います。

もし、私のようなへっぽこプロプレイヤーのアドバイスでもよければ、返信は遅くなりますが↓のメールアドレスまで連絡していただければ、相談に応じたいと思っております。

xnsyb655@ybb.ne.jp

では話を戻してデッキ紹介に移りましょう。今回は特別編です。前回の特別編同様、実際に私が使用したデッキの紹介を行いたいと思います(ちなみに店舗予選ではこのデッキで優勝してしまいました)。そのため、予算の5000円をオーバーしていることを始めにお伝えしておきます。


※すべて3rdセンチュリーベーシックパックのカードですが、再録カードは昔のエキスパンションの価格で付けさせていただいております。

3 聖騎士ホーリーバックラー 20
1 デスブリンガー・エンジェル 1800
3 スタン・スタッグビートル 500
3 ロサ・ガリカ 20
1 ピースブリンガー・エンジェル 300
3 ロサ・ギガンティア 600
3 濃霧の魔氷フォッグ 50
3 コスモカラー・ペガサス 20
3 夜霧の魔女 20
3 非武装中立ゾーン 600
3 メディア征服作戦 20
3 ヒーロー征服作戦 50
2 世界征服作戦 200
1 バラの香り 500
3 バラの宮殿 50
2 神々の雷 20

計 8890


このデッキは、簡単に言えば非武装中立ゾーンをキーカードとした青白緑のデッキです。

使ってみるとやや緑のカードが足りなかったり、何枚か入れ替えたいカードがあったり枚数の微調整をしたい部分があったりと、いくつかの問題点があって完璧とは言えないものですが、実際に使った形をそのまま紹介していきたいと思います。

他に金砂の魔女やマオ・シルバータイガー、益々繁盛がデッキに入れたい最終候補のカードとして残っていたのですが、個人的にどうしてもスタンスタッグビートルと世界征服作戦が使いたかったので、この形になりました。メディア征服作戦からつなぐヒーロー征服作戦だけでも十分強いので、世界征服作戦を益々繁盛に、スタンスタッグビートルを金砂の魔女にするのもありだな〜と今は思っています。この差し替えとデスブリンガーをピースブリンガーに差し替えれば6000円以内で抑えられるので、ほぼ5000円デッキだと言い張れますしね(笑)

とにかく、このデッキは基本的には非武装中立ゾーンを主軸とし、6コストの大型ユニットを召集で配置してユニットがたまったら一気に攻めて決める、という流れで勝つことを目的としたデッキです。

3rdセンチュリーベーシックは多色のカードが増え、コストが下がってパワーが高くなっているカードが多いセットです。それ故、メタカードとして最強の除去カードである仮初の同盟を有する黒系のデッキが一歩抜き出ているような環境であることが予想され、また多色のベースが同じ色のユニットのパワーを大幅に上げるので、ベースの重要度が非常に高くほとんどのデッキにはベースが含まれているであろうことも予想されました。

ですから、この今回は2つに対処できる青白緑という色を選択したわけです。除去を2、3発受けてもリカバリー可能な非武装中立ゾーン、ベースを破壊できる夜霧の魔女や神々の雷、そして仮初の同盟に引っかからないパワーが高くて優秀な6・7コストの多い白緑という組み合わせは今回は実際メタ的にもうまくハマった感じであると言えました。しかしながら初動が遅いので、赤黒の投影戦鬼五月雨に対処するカードがほぼ存在しないなど、3rd限定構築最強色の組み合わせであると噂される赤黒に対しては及ばない部分もあり、完璧にメタに合っているかと言われれば、首を縦に触れない部分も正直あります。これから先、この環境の研究がどこまで進むかわかりませんが、答えの形はまだまだいくらでもあると思います。

では、個々のカードについて紹介していきたいと思います。

聖騎士ホーリーバックラーは5コストでパワー8000というコスト的に最強クラスのパワーを持ったユニットです。しかしながらノーマルタイミングなことと、この環境では5コスト除去のフローラルブーケ、仮初の同盟がほとんどのデッキに入っているためイマイチそのパワーを生かしきれない局面が多いです。個人的には、この枠をロサ・フェディダにできるようでしたらそちらに変えた方がいいと思っています。持ってない方は金砂の魔女との組み合わせで活用していくといいかなと思っています。

デスブリンガー・エンジェルはこのデッキの守り神みたいなものです。アタッカーとしては役不足なパワー5000(エックスディにも軽く吹き飛ばされます)ですが、バラの宮殿でどうにかパワーが上がれば以降に出てくるユニットがすべて相手にとって驚異となります。7コストとちょっと重く、活躍の場が限定的なのでこのデッキには1枚しか入っていません。まあ守り神ですから。余談ですが、ピースブリンガーエンジェルと盤面に揃えば、絵的にも綺麗です。

スタン・スタッグビートルは実にトリッキーな動きをする、私のお気に入りのユニットです。ターン終了時に誘発するこの能力は、もちろん相手のターンにも誘発します。つまり相手のターンにこれを自軍エリアに出せば、相手のターン終了時(リカバリーフェイズ)に安全に移動でき、次の自分のターンには移動コストを使わずにスマッシュに移ることができるのです!さらにスマッシュに移った後はそのまま能力で後ろに下がって反撃が受けにくくなります!この環境にはノヴァコマンドなどが無いため、リリースする効果はあまり意味がありませんが普通に自軍エリアに戻るだけでも相当強い能力です。弱点としてはやはり仮初の同盟にひっかかってしまうという点なのですが、逆に言えば対処法がそのくらいしかないので、ホーリーバックラーと一緒に非武装中立ゾーンから出して攻めて行きましょう。

ロサ・ガリカは多色になった分、大幅にパワーアップを遂げたロマネ・コンティです。この環境では最強と言ってもいいくらいの6コストユニットでしょう。特にスマッシュ2の部分が大きく勝利に貢献してくれます。非武装中立ゾーンから中央エリアに出れば、並のカードではこのスマッシュを止めることはできませんし、非武装中立ゾーンが無くてもバラの宮殿があればパワーがなんと11000!真夜中のダンスパーティなどの確定除去以外ではまず落ちませんので、ここから攻めていくこともできます。

ピースブリンガー・エンジェルはこのデッキのタイトルにもなっているカードです。ロサ・ガリカには及ばないものの、こちらは非武装中立ゾーンから出なくとも能力で反撃の機会を与えない分十分強力なカードであると言えます。デスブリンガーを抜いてこちらを追加するなら、確実に金砂の魔女もセットで入れてあげるべきだと思います。相手がコントロールデッキであるなら、7コストはちょっと重たいのでエネルギーに置いてあげてください。

ロサ・ギガンティアは4コスト7000のユニットです。貴重な白/緑のエネルギー供給源であり、優秀なアタッカーであり、コストも軽くてクイックなので迎撃にも使えたりといろんな場面で活躍してくれるユニットです。イビルアイドライバーがこの環境にいないことも(代わりにウェルキエルはいますがあちらは5コストとやや重いカードです)このカードの強みです。

濃霧の魔氷フォッグは3rdセンチュリーで再録された青の防御的ユニットです。相手が早いデッキで、軽いユニットに非武装中立ゾーンを占拠されてしまった時に重宝します。一度フォッグではがしてロサ・ガリカなどでテンポを取れば一気に攻守を逆転させることができます。このデッキでは3枚必須と言えるでしょう。

コスモカラー・ペガサスは非武装中立ゾーンと組み合わせることで真の力を発揮するユニットです。一度攻撃に出ると能力が使えなくなって逃げられなくなってしまうのでなかなかスマッシュに行くことはできませんが決めにいく時なら別です。実質移動コスト0で一回移動できるようなものなので、召集でこれを出して追加さらにユニットを出してテンポを稼ぐこともできます。相手ターンで召集で出てくれば防御に行くこともできるのです!この能力を生かすために、非武装中立ゾーンは必ず中央エリアに張ってください。

夜霧の魔女は神々の雷と合わせて使う、追加のベース破壊カードです。難点としては、先に出しておいてかつラインを合わせて歩かなければならないタイムラグが存在することです。それ故、バトルタイミングで使える神々の雷よりも手札に残しておく優先度としては低いです。たいていのデッキ相手ならプランから出たらラッキー、くらいの感覚で使うとよいと思います。しかし相手が青いデッキなら、早いターンで非武装中立ゾーンを張ってくる可能性が非常に高いので、張り負けないようにこれを握りこんでおく必要があります。もちろんこれ用のエネルギーは残して、です。

メディア征服作戦・ヒーロー征服作戦・世界征服作戦は青の連動カードです。メディア征服作戦は弱くなったバードマンソウルですが、そこから連動するヒーロー征服作戦がこの環境では超強力カードとなります。どんなユニット・ベースも3コストでバウンスできるのは圧巻の一言。もちろん非武装中立ゾーンとの相性も抜群です。終盤は常に青2を含んだ3エネルギーを立たせて置く必要があります。世界征服作戦は非武装中立ゾーンが機能せず、相手に押されている時に窮地を脱する可能性を秘めた一枚です。コスモカラー・ペガサスとのコンボでピンチを脱する機会もあるかと思います。しかしながら個人的にはこの枠を益々繁盛に変えた形の方が好きです。そうすればバラの香りを追加できてテンポを取る戦い方ができますからね。

バラの香りはバトルタイミングの白緑の確定除去です。何か青いカードを削って2枚でもいいかとは思いましたが、今回は削るカードが見当たらなかったのとヒーロー征服作戦をフル導入していたために4枚目のヒーロー征服作戦的な形で1枚差しとなりました。迎撃にきたユニットをこれで返りうちにしたり、白/緑のカードなのでエネルギー供給ができたりと多色カードの強さがわかる一枚です。これを2枚にするならホーリーバックラーをロサ・フェディダにしたほうが後半安定して使えると思います。

では、最後にプレイングの解説を行います。

1T 特に何もできません。

2T 基本的には青エネ残して、プラン作成。メディア征服作戦が手札にあればプランをめくる前に絶対に使いましょう。そのため2Tまではメディア征服作戦をエネルギーにおいてはいけません。後々のヒーロー征服作戦に備えるためです。

3T プランを掘って、非武装中立ゾーンを探しにいってください。プランからフォッグが出たらとりあえずプレイして、そのラインに後々中立ゾーンを張ってゲームを作るのがよいと思います。こちらが後手でかつ相手が青いデッキだと判断したら、夜霧の魔女をプレイするためにそのまま優先権放棄をして、相手のターンに中央ラインにプレイしてください。

4T 非武装中立ゾーンがあれば迷わず中央ラインに張りましょう。無ければプラン作成で非武装中立ゾーンを探してください。プランからバラの宮殿が張れれば御の字です。ヒーロー征服作戦が出ても、このときには相手の場に何かしらのカードが出ていると思いますのでテンポを取ることができます。

5T 非武装中立ゾーンが張れていれば5エネのユニットやロサ・ギガンティアを召集でプレイして中央エリアを占領してください。スマッシュはこのターンはせずに間を置きましょう。これらのユニットの対処に追われている間に6コストの強力なユニットを次々とプレイしていくのがこちらの手だからです。張れていなければプランから引き当てることを祈りましょう。前のターンにバラの宮殿がプレイできていればここから攻めることも視野に入れて行動してください。ロサ・ギガンティアがプランから出てくるとこの後の展開がグっと楽になります。

6T 非武装中立ゾーンがあれば後は6コストユニットを連打していってください。優先的に出したいのは金砂の魔女かロサ・ガリカです。相手が早そうなデッキならコスモカラー・ペガサスがよいでしょう。中立ゾーンが無くても6コストユニットをこのターンから並べていく方が強いと思います。

7T以降 戦況が膠着しているようなら(お互いに中央エリアに進軍しない状況であれば)とにかく6コストユニットをプランや手札から出し続けてください。自軍エリアにユニットを3体並べて初めて進軍させることはディメンションゼロのビートダウンの基本であり、早さとは関係ありません。相手に進軍されて押されている場合にはフォッグやヒーロー征服作戦を使ってテンポを取り戻してください。多色のパワーアップベースがどのデッキでもそれなりに使用されているので、神々の雷もコンバットトリックとして使えることを忘れてはなりません。元々のパワーはこちらの方が高いので、返りうちにしてあげましょう。相手の方が圧倒的にパワーが高くなるような対決となったら、いよいよ連動した世界征服作戦の出番です。仮初の同盟やフローラルブーケに気をつけて飛んでいけば大きなテンポアドバンテージを得て盤面をひっくり返すことができるでしょう。


今回はここまでです。いかがでしたでしょうか?

3rdセンチュリー限定戦は期間は短いものの、これまでのデッキを見直すいい機会でもあります。ぜひ一度、お近くの店舗予選に足を運んでみてはいかがでしょうか?

それでは、次回もお楽しみに!なお、引き続き次回も3rdセンチュリー限定デッキ、最強色と噂される赤黒デッキを紹介したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

コメント

nophoto
Christine
2014年6月26日7:14

Stellar work there evneroye. I’ll keep on reading.

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